死産経験を生かして。

死産を経験しました。その記録です。

出産

子宮口を広げる処置を二日間して、今日は出産する日です。

 

もうすでに、赤ちゃんの胎動はこのときありませんでした。

 

妊娠してから一度も見ていなかった生理1日目ほどの出血もはじまっていました。

 

これから19週産声のない赤ちゃんを産みます。。。

 

朝、さいごにお腹の写真を写メでとりました。

 

朝9時過ぎ、処置室に呼ばれてダイラパンを抜き、陣痛促進剤を投入されました。

 

そして、LDRに移動しました。

 

この大学病院は、死産でも立会をすすめてくれて、夫が朝から来てくれて、ずっとそばにいてくれました。

 

LDRに戻って不安になる間も無く、すぐに軽い陣痛らしきものが来ました。

 

助産師さんを、呼んでモニターをつけてもらいました。

 

その後、何か出そうな感覚があり、診てもらうと、もう赤ちゃんが出そうということで出産準備にはいりました。

 

すぐに先生も来てくれて、軽く何回かいきんだだけで、10時すぎには赤ちゃんが出て来てくれました。

 

胎盤も綺麗に出ててくれて、あっという間に終わってしまいました。

 

夫はずっと手を握ってくれました。

 

そして、産んでくれてありがとうと言ってくれました。

 

ぺちゃんこになったお腹を触り、急にさみしくなり、涙が急に出てきてしまいました。

 

助産師さんは、ずっと優しい言葉をかけてくれました。

 

その後、赤ちゃんを抱っこさせてもらい、かわいいかわいい250gの赤ちゃんと夜まで夫と私と3人で過ごすことができました。

 

そして、翌日

 

お世話になった助産師さんに挨拶をして、私だけ退院。

 

本来ならば、これから家族4人の暮らしが始まるはずでした。

 

それを考えるとまた涙があふれてきました。