死産経験を生かして。

死産を経験しました。その記録です。

異常を指摘されるまで③

悪阻ピークを乗り越えて14w6dで妊婦健診へ。

 

今回からは経腹エコーということで、旦那と娘をつれて3人でいきました。

 

娘には、エコーで赤ちゃんみれるよって教えたらワクワクしてて、すごく楽しみにしていました。

 

旦那は、とにかく性別のことが気になって仕方ない様子。(旦那は、男の子希望でした。)

 

朝イチの予約だったので、血圧と検尿が済むとすぐに名前が呼ばれた。

 

3人で診察室にはいり、私は、ベッドに横になり少し膨らんだお腹をだした。

 

今日はきれいな女の先生。

 

体調のこととか少し話してエコーをはじめた。

 

画面をみつめる。赤ちゃん。かわいい❤️

 

心臓がぴこぴこしてた。

 

大きさをはかり、問題ないですねと一言。

 

旦那が性別を聞こうとする。

のと同時くらいに、先生のようすが何かおかしい。

 

となりの看護師さんに、〇〇さん呼んでと伝えている。

 

ひたすら角度をかえながら、なにか見ている…あきらかにいつもの健診と違う。

 

もう一人先生がくわわった。

 

わたしは不安になり旦那の顔をみる。

 

5分くらい経った後かな。

 

きれいな女の先生が、浮腫みがひどいですね。

頭と首のあたりです。わかりますか?

と聞いてきた。

 

わたしは、頭が真っ白。

 

もうすこし詳しく見たいからと、ほかの部屋に移動するようにいわれた。

 

ほかの部屋に移動してまたエコー。

 

今度はなんか心臓を詳しく見ている。

 

もう自分に何がおきているのかわからなかった。

 

エコーがおわって詳しい説明があった。

 

一言。「染色体異常の可能性が高いです。心奇形があります。」

 

衝撃が走った。

 

そこではじめて大粒の涙が一つ流れた。

 

そこから色々残酷なこと言われたけど、ほとんど頭にはいってこなかった。

 

そのあと別室にいき、来週提携の大学病院へ行くように言われた。

 

看護師さんは、何もいわず、わたしの肩をさすってくれた。

 

優しかった。

 

待合室には多くの妊婦がいて、涙だらけの私はその場を一刻も早く立ち去りたくて、旦那にさっさと会計を済ませてもらい、駐車場に向かった。